2011-01-01から1年間の記事一覧

思っていること・・・

これまでの人生で求めてきたことは やっぱり 人間が幸福になるために どうしたらいいのかということだった いつも それだけがテーマだったと いくら思い返しても そう思ってしまう 人間の幸福とは 他の この地球上の生物と どうやって共存していけるのかとい…

希望 ・・・・

久し振りに 学校公演の劇団がやってきた 十数人の団員が 所狭しと 体育館の舞台で奮闘している 『ノートルダム物語』 時間は 二時間にも満たなかったが 役者たちの気迫が伝わってくる 一人ひとりの誠実な 役作り そして動き ミュージカル仕立てのわかりやす…

ばんざーい 花の金曜日です

帰宅したら 子猫とK君が遊んでいた 平和な景色だった こういうのでいい こういうのから すべてが始まっていいはずだ K君は だから詩を書き だから 絵を書く その上 流木で大きいのから小さいのまで 家具をこしらえて 10月には 展示会で これが売れたりして …

仕事から遅くに帰る・・・・・

わたしが仕事から遅くに帰ると K君は なんだかほっとしてくれて 明日は 僕は仕事だから 魚のアラを炊いておいたよって そういって 布団に入ってしまった 寝息は静かで まだ眠ってないだろうけれども 安心してくれたみたいだ いつもより遅くなったら 携帯に…

冷たい秋の風が・・・・

古い家を借りているので 窓は ことことなってうるさいのです だんだん寒くなって 灯りが恋しくなって 暖をとらなくては 生きているのがつらくなっていくのです でも もっと寒い人も もっとさびしい人も もっと悲しむ人たちもいると思うと 生きていこうと思い…

古今和歌集仮名序

ほんの断片だが、「古今和歌集仮名序」を読む奈良時代をはじめにして和歌は盛んに読まれるようになったらしい。柿本人麻呂が登場していよいよ 盛んになったという特に時の天皇が 和歌に対する見識が深く思い入れが強かったのかなあと紀貫之が つぶやいている…

定時制は夜の学校

仕事が終わると 玄関前の道を コツコツと靴音をたてて歩く 今夜は 月はない暗い夜空 自分の車のところまで 10メートルくらいかな それから 運転席に座って エンジンをかけて 門を出る 夜の十時近くの静かな街並み 誰もいないところもあって この街のさびれて…

一人で昼食、500円のお弁当を買ってきた 無農薬の食材、有機栽培の野菜やコメが売りの店で 他にも、小松菜人参、それから玄米コーヒーなんかを買い求める 思えば、「無農薬」も「有機」も なんとも空しく響いてしまう 福島原発の事故の汚染で 世界中が変わっ…

本当のことをいう・・・・・

「愛」という言葉を てらいもなく使えるようになったのは 教会に通うようになってからだと思う それはそれでいいとして 「愛」という言葉の真の中身を どんなふうに実践していけばいいのか 一生懸命考え抜きながら 教会に通い続け そこで 牧師のメッセージに…

女が男を捨てる時・・・・

一人の少女が真っ蒼な顔をして 乾いた笑いを浮かべていました 頬も 目も 髪の毛だって かさかさになっていて 少女の心には もう何も残っていなかったのかもしれません ある男に 恋をしていると 少女は言いました その人の家からやってきたのだと 少女は言い…

学校って・・・・

私が知っている学校は 昔、街の映画館で観た山田洋二監督の「学校」とは違っています 私が知っている学校は 若い先生たちが、にこにこ笑いながら せわしなく、あれこれ行事の計画なんかをたてながら 日々を送っているところです 私が知っている学校は 授業は…

独り芝居

日曜日 髪を染めた美容室に行って、髪を染めたよ 白髪が多かったので、ほぼ金髪になった 明日は学校勤め、目立つなって思うけど でも ふっと心が晴れた昔、三輪明宏が言った言葉を思い出すよ 髪型、髪の色、服装、どんな色の どんなかたちでも その自由がな…

一日が終わった・・・

しんどい事とか、理不尽なこととか、山のようにある世の中だけど、 こういうのを、明るく蹴散らすような文体で、いく人かで「文学活動」した いなと、ここのところずっと思っているのです。 一枚の「わら半紙」に、昔流に言えばこういうことになると思うので…

今朝は久々に少し元気な声が聞こえました・・・

K君の声が少し元気でした 前夜 焼酎が入っていないからです グタグタ状態から脱出してくれる日がきっと来ます K君自身もそう望んでいるのですからです それがかなわなければ 私は一人で旅立ってしまおうと思います お互いのために 私はもうこの島に全くこ…

生活の詩 二編

ほんとは 田舎になんか帰るんじゃなかったこれは誰も言えなかったこと なぜって そういったら前へ進めなくなってしまうから 都会から田舎へきて まずは隠せないほどの戸惑いで焼酎を飲んで 君は近所を歩いて帰ってきた 「何ができるのかな」って 私も呑気だ…

ほんとは 田舎になんか帰るんじゃなかった

これは誰も言えなかったこと なぜって そういったら前へ進めなくなってしまうから 都会から田舎へきて まずは隠せないほどの戸惑いで焼酎を飲んで 君は近所を歩いて帰ってきた 「何ができるのかな」って 私も呑気だった でも すぐに乳がんになって 私は病院…

自分が生きられる場所

もうすぐ60歳になるのだから もう我慢しなくてもいいかと思いもする 自分らしく生きられる場所をもとめて もっと真剣に探さなくてはいけないような気がする でも私に欠けているものがあるのだとも思う どうして明るくなれないのかな どうして寛容になれない…

天気も悪い・・・・

三日間ずっと不調の私 何が私を支えているかといえば 息子がこの家から自分の道を歩きだすまで 何とか明るく送り出してやりたいと そんな思いかなと思う やっぱり私は自分が残された時間を 少しでも充実させて 最後にゆっくりと死んでいける場所を 見つけな…

やっぱり眠れなくて・・・

葡萄酒を探してきて 小さなコップにつぎました そういえば この茶碗も 私の知り合いの焼物屋が作ってくれたもので 奥さんは精神病を患っています ねえ 神様 どうして生きられないのですか 普通の人が普通に どうして生きられないのですか 普通じゃない人が …

眠れなくなっちゃいました・・・

雨の音がします せっかくの休日に体調を壊して 明日はもう仕事です だからいつもより早く寝ました それだからかな 目が覚めてしまって こうして心の中を綴っています 言葉にします 言葉にすると心が少し安らかになります 人間は一人 猫も一人 甘えようとする…

今日は、とげとげしい心・・・

息が浅くて 体がこちこちになって 呼吸がちょっと苦しくて 肩もやっぱりこちこちになって こういうのは 週末になるといつもやってくる リフレッシュしたり リセットしたり そういことができないほど 田舎にはなにもなくて 若い人のように 心が乾いてしまって…

40年、そして20年

君は東京に行くといいよ こともなげに言った この家を支えて かろうじて持っていた私が 仕事を失ったら 私にどうやって生きろと言うのかって どこか強く、どこかこともなげに問いかけてみた 悲しそうな顔になった もう、私を食べさせてなどいけないと この先…

言葉にしよう…言葉に・・・

そうすれば少しは 悲しみも 寂しさも 怒りさえも安らぐかもしれない むしむしとする夜 もう9月も半ばを過ぎたというのに そんな夜を 言葉もなく過ごした 生活の重さに 押しつぶされて だからといってどうにもならず ずっとこんな風に生きてきたなあ 永かった…

一人 夜に想った事

(生活の詩) どうやって死ねるかなあと二ヵ月もすれば六十歳 夢みたいだ 何が夢かって 「老後」など どこにもないから「老後」がない人生を歩いてきて 気づいたら 本当に年寄りになっていた 今も財布の中はカランカラン働けなくなったらどうするの そんなこ…

きょうはもう 体が重くて・・・

週末です 仕事は今週は今日が最後です 朝から もうくたくたで声も出したくないような状況でした 雨が降るともなく降っていても 蒸し暑さはそれほど変わりません 食欲もまったくなくて 食事もおいしくありません あああ、私みたいに 本来は 心だけで生きてい…

息子がね、沖縄に行きます・・・

パソコンを教える先生になって 息子は月末に沖縄に旅立ちます 初めての旅立ちです 期待と不安を抱えているはずの 息子の挑戦に「おめでとう」と 心の底から言えますよ もう何にも恐れるものがないと そんなことを思ってしまうほど たくさんたくさん苦しい事 …

すっかり秋みたいです・・・

今日は一人、いつもなら 家族で一日一回の三人のディナーですが 今日は二人はお出かけです 二人とも行きたくないところへ出かけて行きました どうしようもなくても、いやでも やっぱりやらないといけないことは あります それをやるために 二人は出かけて行…

絶望はしない でも希望はもたない

こういう生き方が一番いいのかなと思います こういう心持でいけば 人も苦しめず 自分も悲しまずにすむかもしれません 人が喜ぶために生きようとすると 不思議と自分の悲しみを忘れ 元気が出てくるという経験を何度もしてきました だから 人は人を愛して家族…

夜中に猫に起こされて・・・・

起床は9時でした すっかり秋らしくなって 風は冷たくなりました K君がいつものように庭の小さな椅子に 一人座っていました まわりにはゆで卵の殻が落ちていて ゆで卵を作って それを食べて それから血液をサラサラにする薬と 血圧を下げる薬とを飲んで そう…

自己実現は「罪」なのだと ずっと以前の礼拝で そんな風に牧師が語っていたのを時々思いだします 自己実現という言葉に どのような意味を込めて あの時牧師が その言葉を遣ったのか 確認はしませんでしたが ああ そうかもしれない と近頃思ったりしています …