2018-04-01から1ヶ月間の記事一覧

残日(ざんじつ)録

昨夜観たテレビドラマは息子が連れ合い向けに借りてきたDVDである。主演は北大路欣也。気楽に見始めたが、不思議な見ごたえを感じた作品だった。ある藩の用人を長く勤めて、今は隠居した主人公がおりなす日々。だが、その日常は、決して、ただ安穏としたもの…

思えば魔の季節

雨の中、授業に行く。雨は激しく降っていた。 授業の始まりは10時25分、決して早い出勤とはとはいえなかった。 それなのに体調がよくない。 それもどう見ても「低血圧」のあの感じだ。 授業時間は45分間だったが、ずっと気分が悪い。 こまった。何より…

曇り空

66歳と5ヶ月が過ぎた。一年一年、いや一日一日、大切に生きたい。私は、一日中、学校にいるという生活を離れて今日で26日になるが、それが、私をのびやかにさせている。ひとつの問題について、何一つまともに考えることができない力のない管理職や、そ…

スミさんは91歳

スミさんとは連れ合いの母のこと。 毎週日曜日と水曜日に、一人暮らしのスミさんの所に 家族の誰かが行って、一緒に買い物をしたり、 一緒に食事をしたりするのが、もう何年も続いている。 最初の頃は、連れ合いが通っていたが、 それからしばらくすると、息…

二人で眼科へ

昨年の夏の目の負傷で、連れ合いの片目は 視力がガタッと落ちて、不自由な暮らしが続いていた。 事故直後に病院受診をして以来、眼圧を下げる薬の投与を続けたが、 それもなかなか、完全な回復ということにもならず 再び今年になって受診すると、今度は緑内…

陽光の中で

4月から他の県立高校で、非常勤講師になって、 週の最初の3日だけ勤め 後は休みという状況で暮らしている。 今年は一年、ゆっくりとやっていくつもりだ。 「疲れ」というのは、知らない間に 体の奥の方に、少しずつたまってしまう。 それがしみ出してきて…

一日 一日を生きる

昨夜、台所でお茶碗を洗いながら泣いた。 久しぶりのことだった。 そんな自分を、別の自分が見つめながら 何か懐かしい感覚だった。 台所で泣くというのは、多くの女性たちがやってきたことに違いない。 どんなに疲れていても、どんなに足元がふらついても …

老い また 老い・・

66年も生きてくれば、まちがいなく老人です。 そんなことはわかっていることです。 それでも、老いていくことは寂しいものでもあります。 今日、家から40キロもある行きつけの歯医者さんで 歯を抜きました。それも2本。 すでに上の歯は奥の歯の各々一本…

明日から授業・・・

職場を変えて、すっかりのんびりしてしまっていたら 明日からいよいよ授業開始 家を9時半くらいには出て 少しゆとりをもって 3時間目の授業から 工業高校は 「国語総合」が 1年2年と 各々3単位ずつ 2年間で6単位を修得することになっている そこで私…

私の好きな絵

こんなしんどい時代だから、明るい絵が好きこんなしんどい政権に向き合っていると怒りと悲しみが満ち満ちてもう これ以上はないという状態になり今度は 空虚な気持ちが襲ってくるそうなることと 付き合わなくてはならないけれどでも 無抵抗に 黙ってそうなる…

非常勤講師顛末記 その1

8年間、常勤講師として勤めた県立高校定時制を辞めた。そして、4月からは別の県立高校の非常勤講師として働く。新任の教諭が研修をするので、そのために誰かが担わなくてはならない授業時間ができる。そこを私が非常勤講師として授業をする。 3月23日、…

4月が始まった・・・

ここのところ、天気は晴れ。 朝晩は少し冷えるけれど、昼間は温かい。 8年働いた定時制高校を辞めて、工業高校の国語の教師になる。 また一年、どんな時間が流れることだろう。 自分の心の中を眺めてみると、一方で、知る人もいない土地で 生きていきたいな…