2020-10-01から1ヶ月間の記事一覧

知性、そして怒り・・・

「肌感覚としての怒りを思い出せ」 その言葉が、ここ一月ほどの間 頭の中を、ぐるぐるめぐっている。 肌感覚としての怒りが、鈍っているということは わたしの感度そのものが鈍っているということ。 鈍った原因を考えてみると、 まず生活に追われ続けている…

瀧川事件 その2

こういう本こそを、時間をかけて、丁寧に創ろうとした人々に感謝。 ちなみに、瀧川事件のきっかけになったとされる瀧川幸辰教授の講演。 そこに登場するのがトルストイの『復活』。 上と下を共に借りて来たので、引き続き読むつもりです。 権力は、ともかく…

瀧川事件

菅政権が日本学術会議の人事に介入したことに抗議して、 文筆業の菅野完さんが、首相官邸近くの路上でハンストをしている。 ハンスト突入が10月1日だから、今これを書いている今日で17日になる。 そんな彼が、ハンスト突入直前に今から87年前の「瀧川事件」…

贈り物

飴色の、ちいさな形の良いカップを、K君が私のために買ってきてくれました。 あと一か月ほどでやって来る私の69歳の誕生日のプレゼントです。 このカップの、色とつや、そして形、そのすべてを、 きっと私が、喜ぶに違いないと確信して、買ってきてくれた…

言葉

生きるのは、相当に大変なこと。 だから、武器がいることだってあるし、 もちろん、そうでないことだってある。 私が生きていくのに必要な武器は「言葉」だ。 武器をさび付かせ、役立たずの状態にしないためには、 常日頃から、「言葉」を磨いておくことしか…

学ぶこと

私は勉強することが好きだ。 思いつくだけでも、歴史や文学、思想や哲学、理数系の分野に至るまで、 知らなかったことを、知った時の驚きのようなものは いつも私の心を、明るく楽しいものにしてくれる。 「そうだったのか。」「ああ、それはとてもよくわか…

落ち着かない心

ずっと、心が落ち着かなかった。 その理由は、わかっている。 とにかく、心がざわざわして集中力がない。 しばらくはどうしようもないから、 こういう状態にゆっくり付き合っていこうとは思っている。 誕生日が迫っているのだ。 また一つ年をとり、今さらな…

学校

学校に幻想を持ったことなど一回もなかった。 それでも、職業が教師だったから、 勉強することの面白さとか、 生きるってなかなか、捨てたもんじゃないとか、 自分が思っていたことを、 ぺちゃくちゃ、喋りながら、授業をやって来た。 それが、この二年近く…

週末は・・・

もともと季節の変わり目は、ダメだった。 二十代の頃からずっと、ともかく体調を崩すしかなかったのだ。 一昨日の金曜日は、帰宅して間もなく、具合が悪くなって、 布団に入ってからも、今夜中に救急車で搬送されるかもしれないなどと あらぬことを考えてい…

怖い

何が怖いって、自分の中の、どこか無感覚な精神の状況が怖い。 憲法違反など、日常茶飯事の政府のもとで、 この国の「劣化」に、怒りと悲しみで向き合ってきたのかと 自分に問いかけると、自信を持って肯定しえない自分がいるのだ。 いや、そんなことはない…