2017-01-01から1年間の記事一覧

2017年が終わります。

外は曇り空です。ストーブの上のやかんが、しゅ、しゅって、そればかりではなく、複雑な表現しがたい音を立てています。その前で、チビスケが寝ています。なんて平和な光景でしょう。明かりを消して、息をひそめて権力の魔の手から隠れるようにしていなくて…

思いが深まる年の瀬です。

66歳と一カ月が過ぎて、あと、どれくらい命がもらえるのかという思いはとてもいいものです。そう思うと、心が静かになっていきます。とはいうものの、相変わらず、いかに生きていこうかと、心の中で、自分の歩き方を求め続けている自分に出会います。焦り…

袢纏、褞袍、どっちかな・・。

・・というわけで辞書を引いてみたら、袢纏と褞袍の折衷型を今私は着ているのではないかと思う。本日、午前中に届けられた。東京で暮らしている娘とその連れ合い君の贈り物。なにより、あったかいし、ふすまに寄りかかったりすると、そのふれ合っているとこ…

寒い、ほとんど殺人的な寒さ

明日で仕事は、今年最後。 一時間くらい遅れていきたいなと思う。 一応、12月1日で、多忙を極めた日々は一段落したけれど、 その後も、色々な仕事の整理などがあったりして、 のんびりした気分には、なれなかった。 それにしても、この国は、もう終わって…

歌を忘れたカナリア

一人の定時制の教師として、これまで生徒たちに何を伝えようとしてきたのかと思い返しています。どうやって生きていってほしいのか、何を生きる核として歩んでほしいのか、そうしたことを、どれほど具体的に語ることができたのかを反省しているのです。実は…

暗くて、寒い一日・・・

そうだからといって、心が暗かったというのではありません。 それどころか、これからの生き方について、 あれこれ、想って楽しんでいたりしました。何より、放送大学のネット配信を ずっとかけっぱなしにして聞いていたのです。 中世ルネサンス文学が講義の…

劣化する社会・・・

お粗末なプレゼンを見ました。若者の主権者教育を目的としていたということです。それはキャラクター漫画そのもので、大昔のローマ時代の話だったかなと思います。何とも奇抜な顔立ちをした時の英雄達が登場して歴史劇が展開してゆきました。若い社会科の先…

12月

ゆっくり、たんたんと12月を過ごすつもりでいる。10月の始めから忙しくて忙しくて、何だか怒涛の日々だったように思う。特別嫌なことをやっていたわけではないからストレスを感じることはなかったけれどくたくたになったことは間違いない。それが、12…

高齢者の人権

「高齢者」の人権について学ぶ機会を得た。 やがて66歳になろうとするのに、あまりに無自覚なまま、 すでに私は、「高齢者」としての暮らしをほぼ一年、過ごしていたのだ。 そんな私が、「高齢者」の人権侵害の実態を改めて知ることになり、 心は重くなる…

故郷は遠きにありて・・・

研究授業が終わった。 室生犀星の「小景異情」をやった。 1991年4月1日に、天草にやってきた私は、 この島に暮らして26年半が過ぎた。 私にとって「故郷」とは何だ、とそんなことを思い続けながら 「小景異情」を、繰り返し読んでいた。 静岡県の沼…

泣きながら・・・。

泣きながら、生徒と話してしまう私でした。もちろん相手の生徒だって、泣いているのです。 いったいどんな光景だったかといえば、やっぱりこれも、人と人との「共感」の場面です。 「共感」というのは、相手の心の在り様を、自分の心に、その時その場で、 そ…

さあ、終焉に向かって

いつも、こんな思いが心の中にありました。それほどおかしないい方でもないように思います。人間は生まれたその日から、死んでいくことに向かっているのだという自覚はないよりは、やっぱり、あった方がいいと思っているからです。若者たちと、結構長い間、…

試される時代の中で・・・

奇跡的だと、かつて娘が言いました。そういう言葉を使いはしなかったけれど、 息子だって、同じような思いを私と連れ合いの人生に感じていたに違いありません。 人間として、どこに立つのか。 何を良しとし、何を拒絶して、自らの魂を護ろうとするのか。 事…

あと半年・・・

人を上から見下ろすような傲慢な人間にはなってはいけないと、やはり、私は教わっています。 いつ、父がそういったのか、いつ、母がそういってのか、覚えてはいませんが、 傲慢不遜な態度こそは、人間として最も醜いものだと、心底思っていることに気づくた…

土曜日、恐ろしい台風を待っています。

崩れそうな心を、やっと立たせているという感じです。 幸い、私には、自分のよれよれになっている状況を、真に理解してくれる家族がいるので、 その日その日を、生きられているのだろうと思います。 安倍政権のもとで、虚偽とでたらめと、腐敗と、ありとあら…

書きたいことが書ききれないくらいの日々

秋は、いろんな意味で危険な季節です。肉体も精神も、季節に翻弄され、ゆらゆらとして、 生死の一線を越えてしまうかもしれない危機にも出会います。 でも、人は必ず死ぬのだから、できれば死に方を自分流にできればいいな、くらいに思っておけば 悪くはない…

始業式

夜10時帰宅。「今日、元気そうじゃない。」という連れ合いの言葉に肯く。子どもたちと、出会うのは、幸せなことなのだと、あらためて実感しながら、今日、いろいろあったことを、連れ合いに聞いてもらう。ああ、こういう時間を、心から感謝するなあ。

備忘録 1

9月1日の金曜日。朝から涼しさで目を覚ます。関東大震災があった日。数えきれない朝鮮の人々が殺された日。今日から、学校が始まる。

夏が終わりへ

冷蔵庫を開けて、連れ合いが作ってくれた「しそジューズ」を出した。すると、匂いがする、いい匂いだ。家の前にある生姜の花を、連れ合いが挿してくれていた。なんだか、夏の疲れで、体がだるい。昨日、連れ合いの目が、何とか回復して、ほっとしたというの…

野球漬けの若者たち

そうですか。赤旗では下関国際の監督が批判されていたのですね。「管理主義」って・・。それは確かに「正論」です。でも、若者が生きている場って、すごく大変なんだと、そういうことがまず伝えたい。そういう若者に寄り添いながら教育現場で仕事させてもら…

湿っぽい部屋の中で

私の心は、決して湿っぽくはないと、思い直して綴っていく。 我が家は、どうしようもなく湿気に満ち満ちている。 山間にある家で、もうすでに3年半、 それなりに心地よく過ごさせてもらってきた。 静かで、緑が豊かで、鳥の声が絶えず聞こえ、地下水が使え…

45年も昔のこと

二人がまだ若かった頃、一緒にデパートに行って、タイプライターを買った。なぜタイプライターだったのか、今、思い返してみると、はっきりとした理由が、見えてこないけれど、フランス語を、タイプライターで打ってみたいとそう思ったことは、はっきりと覚…

頑張りすぎ

「がんばりすぎ」という言葉をつかって、私を治療してくださるのは鍼医さん。 もう、お付き合いして結構ながい。 疲れてくると、電話をして治療を依頼する。 鍼も灸も、マッサージも、すべてやってくれるのでありがたい。 診療に行くと、まず、脈を診てくだ…

家の中の片づけ

暑い、南の島は暑くて当然とも思うけれど、それでも、暑い。 朝から一人で、家の中の片づけに夢中になっている。 湿気が多い我が家は、何かを袋に入れて、保管しようなどと思って実行に移すと 間違いなく、カビだらけになる。 そういう状況を見つけては、い…

異常な暑さの中で・・

今日から 夏休みだ。 8月の21日まで、学校へは行かない。 ゆっくりと、休もう。 その間に、いろいろ勉強もしたい。 少しでも、賢くなりたい。 賢くならないと、立っていられなくなるほど、悲しくなる。 この国、この世界、そして、私の周辺の諸々のこと。…

梅雨の空気は重い・・・

もう65歳になるというのに、なんだか若者のような心の在り様だ。 何かがあるとすぐに落ち込み、何かがあると、すぐに逃げ出したくなる。 いや、それでも、何かを何かだと感じ取る回数は減ってはいる。 いやまて、実際に回数が減っているのかどうか、わかり…

言葉を・・・

曇り空の中を仕事に出かける。 言葉をこうして書き綴ること、口に出して語ることが、 もう、ずっと前からきつくなってしまっている。 だから、意識して力を込めて、いろいろなことに 発信しようと、自分に言い聞かせている。 言いたいことは何か、伝えたいこ…

暗闇の午後

梅雨の日曜日、午前中はすこし晴れていたのに、 いまはもう、空はどんよりとして暗い。古い借家だから、天気の良い日も部屋の中では灯りが必要な家。 だから、一層暗さが際立つ。こういう日には、考えごとをするのが一番いい。 静かに、黙って、頭の中で、言…

大雨の日

今日は11時まで寝ていた。 疲れ切っていた。 何が原因だったかなんてことは、特別にないけれど、 頭ばかりを使う毎日が、私の体には負担になる。 それでは、頭を使わない暮らしができるのかといえば そういうことは、想像さえできない。 今日は雨、大雨警…

生きる力

生きる力が、弱くなっていく自覚。大病を患っているわけでもなく、今日 の食べ物がないわけでもない。それならば「なぜ」ということになる。 一言でいえば、心の中にともし続けていた「希望」の火が、消えていきそ うになるからだ。周知のように、今、日本と…