生きる力が、弱くなっていく自覚。大病を患っているわけでもなく、今日
の食べ物がないわけでもない。それならば「なぜ」ということになる。
一言でいえば、心の中にともし続けていた「希望」の火が、消えていきそ
うになるからだ。周知のように、今、日本という国は、国としての姿を維
持できないほどに壊れ始めている。国権の最高機関である「国会」は、政
府側の言動によって、言論の府として、本来あるべき姿からは程遠い状況
になっていること。自らの私的な関係者に国有地が無償提供された疑いが
もたれていること。まだ事件になってもいないのに、警察権力によって、
その事件を起こすべく相談したとされれば、その段階で逮捕されるという
「共謀罪」が今にも決まりそうになっているということ、等々。