寒いな。隣に猫が寝ていて、私はこうして文字を打つ。
ストーブの灯油が、もう切れてしまったので、火力を半分くらいにして
その上に、やかんを二つものせて、部屋を暖めている。
そう、もう一つは、隣の部屋で、布団乾燥機を使って、布団を温め、
後で、灯油節約でストーブを消した後、
猫が眠れるようにしておくという心の使いようだ。
さあ、一人で何を食べようか。予定していた講演会に行く元気なし。
なんと恐ろしい。多喜二のにのまえになるということが
本当の意味で、分からなくなってしまっている。
堀田喜衛の『定家明月記私抄』文庫版二冊、図書カードで注文すること。
日記をひたすら綴るということは、彼の状況になると、
もはや、日々の食事をとるということと同じだ。