おいしいものは、たくさんはいりません。
暖かい部屋だって、寒くて震えあがるほどでなければ大丈夫です。
ジャンパーを着て、マフラーを巻き、古い一台のストーブの前には二匹の猫が座っているすぐそばで
こうやって思いが素直に綴っていけるのなら、これ以上の幸福はないのです。
これから年賀状を書きます。一枚一枚、ついこの間買った、赤いプラチナの万年筆で、丁寧に書いていきます。
万年筆で、文字を書くのは久しぶりのことで、結構大変なのです。
万年筆の特徴を感じながら、それに合わせて、謙虚な思いで字を書くのです。
思えば、文字を書くって、なんて素敵な行為でしょうか。
心の中の思いを文字にして、紙の上に、一字一字刻んでいくのですから、静かな心でそれに臨みます。
書くことで心の中の思いを知り、その記録は、また新たに自分の思いを育てます。
キーボードを打つのではなくて、万年筆で一字一字、文字を書いていくことを大切にしたい・・・
そんなことを、思っています。