ゆっくり、たんたんと12月を過ごすつもりでいる。
10月の始めから忙しくて忙しくて、何だか怒涛の日々だったように思う。
特別嫌なことをやっていたわけではないからストレスを感じることはなかったけれど
くたくたになったことは間違いない。
それが、12月の1日で一区切りとなった。
その日私は、家から車で一時間半くらい走り、
「宇土市民会館」というところまで行き、
そこで大勢の人の前で、定時制でやってきた図書活動について発表してきたのだった。
大勢の人というのは、そのほとんどが司書を専業にしている人たちのこと。
専門の勉強をしてきた県立学校の図書館を預かる人々のことだ。
その人たちの前で、司書免許を持たない、国語の教師の私が
定時制高校でやってきた図書館活動について発表してきたのだった。
私の定時制勤務の、まとめのような機会をもらえて、ありがたかった。
寒い一日だったが、終始、心は温かかった。
図書室の活動は、定時制の生徒たちの「居場所」を作るために始まった。
原点はいつもそれだった。