言葉

生きるのは、相当に大変なこと。

だから、武器がいることだってあるし、

もちろん、そうでないことだってある。

私が生きていくのに必要な武器は「言葉」だ。

武器をさび付かせ、役立たずの状態にしないためには、

常日頃から、「言葉」を磨いておくことしかない。

そのために本を読む。

読んだ本の中身を、きっちりと振り返る。

振り返る方法は色々あるが、

私の場合、心に残ったことを備忘録に書き留める。

さらにその内容を、日常の中の色々な場面で活用する。

「言葉」は、私の表現活動の源泉。

表現活動といっても、私が小説家や詩人である必要はない。

私は一人の人間。

一人の人間の日常は、表現活動に始まり、表現活動で終わる。

そして、これは私だけの領域で、誰の侵入も許さない。

ただただ私は、「言葉」を私の思いと一致させようと日夜努力している。

だから、また本を読む。

そして、私とつながる人たちと豊かな交流が結べるように、

私は昨日から今日へと生き抜いていく。