私の好きな絵

こんなしんどい時代だから、明るい絵が好き

こんなしんどい政権に向き合っていると

怒りと悲しみが満ち満ちて

もう これ以上はないという状態になり

今度は 空虚な気持ちが襲ってくる

そうなることと 付き合わなくてはならないけれど

でも 無抵抗に 黙ってそうなるのは嫌だ

あとどれくらい生きられるのか 

若い人と同じようには無理だから

その時間を できるだけ生き生きとやりたい

卒業していった生徒に 「笑って」といった

笑顔がかわいい子ばかりだったから

そういう言葉で励ました

同じ言葉を 私の愛する人 私の愛する人々へ送ろう

この絵の明るさは 我が家の飼い猫が

病気で亡くなって 天国へいこうとしているとき

連れ合いが 描いたもの

悲しい でも懐かしい あの日が思い出された

あれからずいぶん経って 今この絵が 私の心を支えてくれる

こんなふうに大空へ行けるように その日までを生きていきたい

私も そして 私の愛する人たちにも そうやって生きていってほしい