2018-01-01から1年間の記事一覧

普通の暮らし

「普通の暮らし」って何だろうと、そんなことを思っている。 それは何も不安のない平安な暮らしということか。 それがなかなか叶わなかったので、私はクリスチャンになった。 人間の弱いところや、人間のつながりの脆さに、 私がつぶれそうになったから、教…

非常勤講師顛末記 その2

地元の工業高校へ非常勤講師として働き始めて一か月余り。 つい最近の出来事から書いてみたい。 非常勤講師は、昔、私もやった仕事。 その頃は、授業時間だけが報酬の対象だったと記憶している。 それが、今年4月働き始めてわかったことは、 試験の作成や採…

今日は晴れ

仕事を変わってから、時間がたっぷりあるので、 いろいろなことに手を出しています。 そんな中で、好きな勉強に、つい夢中になって、 体調を壊してしまいました。 でも、今は快復して、いつものようにゆっくりやっています。 さて、すぐ目の前のことに絶望せ…

こどもの日

昨夜から体調を崩しています。朝晩の冷え込みが体にこたえてしまったというのがその理由の主なものだと思っています。お腹をこわしました。夕食はとてもおいしくて、たくさん食べたのですが、その前から、手足の冷えを感じていて、そう、何より目の疲れをが…

大雨の中

仕事に午後から出かけます。 山崎正和の40年前の評論と、李白の詩と、 各々別のクラスで、授業をします。 若者たちからエネルギーをもらっている日々。 それに気づく毎日です。

残日(ざんじつ)録

昨夜観たテレビドラマは息子が連れ合い向けに借りてきたDVDである。主演は北大路欣也。気楽に見始めたが、不思議な見ごたえを感じた作品だった。ある藩の用人を長く勤めて、今は隠居した主人公がおりなす日々。だが、その日常は、決して、ただ安穏としたもの…

思えば魔の季節

雨の中、授業に行く。雨は激しく降っていた。 授業の始まりは10時25分、決して早い出勤とはとはいえなかった。 それなのに体調がよくない。 それもどう見ても「低血圧」のあの感じだ。 授業時間は45分間だったが、ずっと気分が悪い。 こまった。何より…

曇り空

66歳と5ヶ月が過ぎた。一年一年、いや一日一日、大切に生きたい。私は、一日中、学校にいるという生活を離れて今日で26日になるが、それが、私をのびやかにさせている。ひとつの問題について、何一つまともに考えることができない力のない管理職や、そ…

スミさんは91歳

スミさんとは連れ合いの母のこと。 毎週日曜日と水曜日に、一人暮らしのスミさんの所に 家族の誰かが行って、一緒に買い物をしたり、 一緒に食事をしたりするのが、もう何年も続いている。 最初の頃は、連れ合いが通っていたが、 それからしばらくすると、息…

二人で眼科へ

昨年の夏の目の負傷で、連れ合いの片目は 視力がガタッと落ちて、不自由な暮らしが続いていた。 事故直後に病院受診をして以来、眼圧を下げる薬の投与を続けたが、 それもなかなか、完全な回復ということにもならず 再び今年になって受診すると、今度は緑内…

陽光の中で

4月から他の県立高校で、非常勤講師になって、 週の最初の3日だけ勤め 後は休みという状況で暮らしている。 今年は一年、ゆっくりとやっていくつもりだ。 「疲れ」というのは、知らない間に 体の奥の方に、少しずつたまってしまう。 それがしみ出してきて…

一日 一日を生きる

昨夜、台所でお茶碗を洗いながら泣いた。 久しぶりのことだった。 そんな自分を、別の自分が見つめながら 何か懐かしい感覚だった。 台所で泣くというのは、多くの女性たちがやってきたことに違いない。 どんなに疲れていても、どんなに足元がふらついても …

老い また 老い・・

66年も生きてくれば、まちがいなく老人です。 そんなことはわかっていることです。 それでも、老いていくことは寂しいものでもあります。 今日、家から40キロもある行きつけの歯医者さんで 歯を抜きました。それも2本。 すでに上の歯は奥の歯の各々一本…

明日から授業・・・

職場を変えて、すっかりのんびりしてしまっていたら 明日からいよいよ授業開始 家を9時半くらいには出て 少しゆとりをもって 3時間目の授業から 工業高校は 「国語総合」が 1年2年と 各々3単位ずつ 2年間で6単位を修得することになっている そこで私…

私の好きな絵

こんなしんどい時代だから、明るい絵が好きこんなしんどい政権に向き合っていると怒りと悲しみが満ち満ちてもう これ以上はないという状態になり今度は 空虚な気持ちが襲ってくるそうなることと 付き合わなくてはならないけれどでも 無抵抗に 黙ってそうなる…

非常勤講師顛末記 その1

8年間、常勤講師として勤めた県立高校定時制を辞めた。そして、4月からは別の県立高校の非常勤講師として働く。新任の教諭が研修をするので、そのために誰かが担わなくてはならない授業時間ができる。そこを私が非常勤講師として授業をする。 3月23日、…

4月が始まった・・・

ここのところ、天気は晴れ。 朝晩は少し冷えるけれど、昼間は温かい。 8年働いた定時制高校を辞めて、工業高校の国語の教師になる。 また一年、どんな時間が流れることだろう。 自分の心の中を眺めてみると、一方で、知る人もいない土地で 生きていきたいな…

今日は市議会議員選挙の日

投票に行く。必ず・・。こうやって、ブログを書き、それが終わったら、身支度をして、家を出る。我が家の周りには、一見すると、きれいなものなんかない。でも確実に、春。季節はやってきた。それでいいのだ。ここまで歩いた来た家族。この国の絶望的な状況…

陽を浴びながら・・・

体が沈み込んでいくような疲労に、襲われている。 ついさっきまで庭にいて、連れ合いとチビスケと、 二人と一匹で、陽を浴びながら、ゆっくりと時を過ごした。 思えば、一昨日、一年最後のクラスマッチで、 バドミントンをやったのだ。 生徒の楽しそうな顔を…

天草、苓北にて・・・

ザビエルが日本にやってきたのは1549年、それから17年経って天草の「志岐」にキリスト教は入ってきた。そんな歴史的に由来のある「志岐」は、今も地名は残るが、多くの人々にとって、苓北町といった方が馴染みがあるようだ。その苓北町で、毎年行われ…

平凡な日々・・・

ほんとうにもう、そこらじゅうに電子機器があふれかえっている。あふれかえっているなんて、大げさな表現だけれど、私にしてみると、そんな言い方がピッタリなのだ。スマホを手にしたのが、今年の一月のこと。それで写真を撮って、ケーブルを息子に買ってき…

地元の選挙が始まった・・・

午前10時、地元の共産党議員候補の「出発式」に参加した。 連れ合いと二人で、集まっている人たちの後ろの方で黙って立っていた。 当の候補は今年60歳になったという。 地元では、大きな養鶏農家の息子さんで、まじめ一筋の人。 そのうえ若い頃は、なか…

老夫婦となって・・・

46年あまり一緒に歩いてきて、 私と連れ合いは無事に老夫婦となった。 だがそうなると、二人で支え合うことが、以前よりも多くなったりもする。 例えばそれは、外部との出会いがあって、色々不都合が起きるようなとき、 一緒に立ち向かわなければならない…

私が歩いてきた道 2

2018年の3月も半ば、 まだ風は冷たいけれど、それでも春はやってきたかなと思う。 毎年、春は、心がゆらゆらして不安定な状態になる。 そういう春に、今から27年前の4月1日、私は天草へやってきたのだ。 来てすぐに乳癌になって、それでも闘病しな…

さあ、もう眠ろう・・

くたくたになっている。 一日の仕事を終えて、パソコンを開いて、SNSを見ながら、この国の今を見つめている。 安倍も、麻生も、その他、この国のでたらめで、嘘つきの犯罪的権力を 一掃しなくては、もう、人間としての自尊心が、ぐちゃぐちゃになる。 誰が、…

私が歩いてきた道 1

東京育ちの私が、九州天草に転居したのが1991年4月1日。 あの日から、もうじき27年が経つ。 永い年月だったともいえるし、あっという間だったともいえる。 転居当時、私は39歳と4カ月余り、12歳の娘と7歳の息子を連れて、 夫の郷里の天草にや…

言葉の力

私の目の前には講談社文庫『定本 パンセ(上)』がある。 この本は、ずっと前から本棚にあって、折にふれては開いていたものだ。 その中のあまりに有名な断章は以下の通り。 「人間は自然のうちで最も弱いひとくきの葦にすぎない。しかしそれは考える葦であ…

春のつかい

午前中のことです。台所のテーブルにてんとう虫が・・・小さな小さなてんとう虫が、どこをどう、迷い出たのか。暖かい一日でした。あれ、スマホから写真を取り込んだらぼやけています。

手紙

さて、本日は手紙を書くような文体で綴っていきます。 今私の心は氷のように冷たくなっていて、でもそうだからといって、 別の自分がそんな心の状態を、静かに見つめているようなところもあって、 耳の中には、キーンとする沈黙の「音」が響き続けています。…

進路

私が住んでいる地域でも、あと二週間余りで高校入試が始まる。将来は、あんなふうにも、こんなふうにもなりたいと、夢を膨らませながら高校入試に挑もうとする子、特別夢はないけれど、高校ぐらいは行こうかなと思っている子、その他にも、様々な思いを胸に…