今日も雨は降らない

もう幾日も、雨は降らないままだ。 寒さが厳しいから、雨が降るよりは、降らない方がいいに決まっている。 その一方で、空気が乾燥して、肌も、口の中も、 心の中さえも、カサカサしているような気がする。 よく考えてみると、こんな水気を失ったような感じ…

新しい年

2023年が始まって、何が新しくなったのかとは思うけれど、 昨日までの事は忘れて、新たに歩け出せそうな気がするのは、 思えば不思議なことだ。 これも人生の特徴の一つなのかもしれない。 なぜなら、生きていくというのは、悲喜こもごもの連続で いつま…

この国は破滅に・・・

もう無理なんだろうと思っている。 毎日毎日、目にする報道には、 希望を抱くことができるものなど何もない。 どんどんどんどん、何かの法則にでも導かれているように、 劣化の方向へ、衰退の方向へ、破滅の方向へと 最初はゆっくりと、そのうちに加速がつい…

寒さの中で・・・

寒い日が続いている。 こういう日は、住む家を持たない人々がどうしているだろうかと気がかりになる。 それでも、住む家のない人々のために、何一つためになることをするわけでもなく、 私はいつものように、家の中で寝起きしている。 けれど、私も暮らしに…

保育士

ここのところ、保育士さんが働いている姿を見て、 「保育士仕草」なんて言葉を思い浮かべながら、 あれやこれや考えたりしていた。 私の仕事場の保育士さんは二人。 これまでは、考えてみたこともなかったが、 彼らに特有の「保育士仕草」があるのだ。 これ…

壁には、色々ある。 実にいろいろあって、それらを、人は皆、越えてきたのだと思う。 それでは、私の前に立ちはだかっている壁が、何かといえば、 七十歳という今、年齢の壁かなと思う。 うううん、そういうのは、人が生まれて、 毎日を生きて、ある一定以上…

急に秋・・・

異常なほどの暑い夏は、もう終わりなのかしら。 それこそ、全く何の前触れもなく、突然、秋のような日々がやって来た。 こうなると、確かに、肉体的には楽だけれど、 何だか、あの異常な暑さが懐かしくも思われ、 夜になって、虫の声なんかが聞こえてくると…

「政治家」の顔

安倍晋三の射殺事件が起こって様々な報道があふれている。 統一教会の信者だった自分の母親によって家庭が崩壊し、 幼い頃から言葉に言い尽くせないほどの苦労を重ねてきた 41歳の男性が安倍晋三に銃口を向け殺害したという事件。 凶行の日は7月8日。 そ…

田舎暮らし

静かで、何事もなかったように、 田舎の暮らしは、ゆっくりと時を刻む。 だから、毎日パソコンを開いて インターネットに接続して その日の日本の状況を知ろうとする。 でも、私が知りたいと思ったことは、 実は、あまり語られていないような気もする。 その…

負けない

「負けない」 こんな素朴な言葉でも、今の私の心を ぴったりと言い当てています。 いよいよ、連日の猛暑を予測させる状況になっています。 実は我が家にはエアコンがありません。 これは若い頃からずっと、この状態で、 今に至っています。 貧しい暮らしをし…

「愚かな国」

日本という国は、なぜこれほど愚かな国なのか。 いったいこの国は、どこに向かって歩いていくのだろう。 今のような政治が続いていけば、日本に暮らす多くの人々が、いずれ破滅的な状況に見舞われるのはわかりきっているのに、この国が向かっている方向は、…

雨の音

雨が降り始めた。 今夜から明日にかけて、かなりたくさん降るらしい。 いつの頃からか、梅雨が来て、中々雨が止まず、 家の近くの裏山が、崩れないかと気がかりになるようになったのは。 嫌な季節が始まる。 そしてこれが、向こう二か月位は続くだろう。 確…

模様替え

本の整理をしたいと夕べから考えていた。そこで朝起きて、朝食を済ませるとすぐに、部屋に並んでいるいくつもの本箱の中身を一度全部出して、あっちこっちに移動させてみた。 結局、作業は昼ご飯が始まる頃までかかったけれど、なかなか充実した時間だったな…

言葉へ

勇まないで、静かな心で、 言葉にする。 インスタントコーヒーを飲みながら、 言葉を紡ぐ。 思うことは、色々ある。 絶え間なく、常に、いろいろ思っているのだから、 それらを、言葉へ、 そっと運んでいく。 ある一日

良心とか正義とか

良心とか正義とか、 それらを、わが手に取り戻そうと、 声高に叫ばなくなったは、いつの頃からだろう。 私も、私の周りの人たちも、 そういうふうにすることがなくなったのは、 どうしてだったんだろうと、 何回も、何回も、自問自答してみる。 良心とか、正…

危うい季節・・・。

心がぐらぐらと揺れる季節がやって来た。 そういう中で七十歳と数か月が過ぎて、 自分が、あまりにも不完全なままの、自分を見つめている状態。 もともと、大らかな性格ではないのだろう。 人一倍感性が鋭く、生きているのがやっとという状態で、 七十年を過…

なかったことにする生き方

何のために勉強して、何のために学歴をつけるのかと問いかけたら、 将来は希望する仕事に就き、不安のない人生を、充実した人生を送るためだと 学校の教師たちなんかは、真顔で答えるに決まっている。 でも、どこかにいないだろうか。 そんなきれいごとをい…

知識というのは・・・

もうそれなりに年をとっているのに、 まだまだ、色々なことに迷い、悩み、 整理のつかない心を抱えていて、 だからこそまた、必要な何かを求め続けて、 あっちの本を読み、こっちの本も読んだりして、 ああ、そうなのか、やっぱりそういう事だったんじゃない…

とりとめもなく・・・

ここのところ読んでいる本は、 「孟子」岩波新書、 「大学、中庸」角川のビギナーズクラシック、 「中国思想史」こちらは大学の教科書でたまたま私のもとにあった薄い本。 ああ、それから「墨子」というのもあって、これも角川のビギナーズクラシック。 難し…

寒い・・・

今日は新年初仕事。 補助教員として、昨年の九月から小学校に勤め、 何とか四か月が過ぎ、ほっとして新年を迎えることができた。 そして三が日があけた今日、 気温が六度という寒さの中で、ゆっくりと起き、 いつものようにパンとコーヒーの朝食をとって、出…

勉強の仕方

徒然草の二百四十段を読んでいて、 自分なりの読み方を考えてみた。 解かったつもりになって、 何となく、上滑りに読むのではなく、 まずノート一ページくらいの分量で 本文の書写をやり、 それから、注意すべき語句をマークしつつ 本文を始めから何度も読み…

生き抜く・・・

本当にどうしようもない劣化した国になりました。 自分が生まれ育った日本という国が、 これほど酷く、暴力的で、無法な国になってしまうとは 言葉を失います。 多くの人が亡くなってしまったはずです。 私自身が、今日この日まで生き抜けたなんて、 ある意…

一年の終わりに・・・

特別、何が変わるということではないのに それでも、新たな一年が始まるという新鮮な気持ちになっている。 歩こう、もう少し。 生かされているという実感は、昔も今も変わりはないし、 年もとったけれど、心の平安については、大丈夫そうだ。

人らしく生きる

自分が、あるいは他の人が、 人らしく生きようとすることに邪魔する者がいたら、 いつでも私は、闘っていた。 そこをどいてください。 そこは、私たちが歩いていた道です。 あなたは、その隣りを、歩いていたではありませんか。 若い頃から、ずっとそんなふ…

内側から・・・

本当なら、内側から湧き出ようとしているものを、 どんな理由があっても、留めてしまってはダメ。 そんなことは、分かっていても、 自分の内側から、染み出ていくものを、 なかったもののようにして、普通にしている自分が 嫌だなって思っている。 自分なり…

綺麗ということ

綺麗な色、綺麗な形、綺麗な音などと、 他にも色々な言葉に「綺麗」をつけることができそうだ。 こんなことを思う日々、最近、私は「綺麗」という言葉をよく使っている。 これは「容姿端麗」などとは、あまり関係がない。 「綺麗」はただ「綺麗」なのだ。 上…

秋を待ち望む・・・

これはもう、完全に普通とはいえない気候。 朝と昼の気温差が、5度とか6度になって、 心身ともにくたくたな状態。 一方で、昨日も今日も、国のあちこちで大地が揺れている。 娘たち夫婦や、私の姉妹たちが暮らす東京が震度5になったのは、 木曜日、10月…

備忘録

色々なことが断片的に頭の中に浮かんできて、 それらを、断片のまま書いていくことも大切なことかと思っている。 さて、日頃からSNSを利用している私は一日一回以上はSNSを覗いている。 もういい加減、SNSを見なくてもいいかなと思っているのに、 やはりパソ…

今度は台風

親子 今朝は、本当に久しぶりに家の近所を三十分くらい歩いてきました。 天気は晴れたり曇ったりでした。 とりあえず、大雨の10日間は過ぎましたが、 今度は、台風がやって来ているようです。 さて、猫の親子は互いに優しく睦あって、気が付いたら眠ってい…

大雨のあとで

凄かった、もうダメかと思った。 連日大雨が降り、不安の中に居続けた日々。 いやそれは、大雨で家が流されるとか、 土砂崩れに合いそうだということだけではなく、 いつ終わるのかわからない、いつ明けるのかわからない大雨の中で、 未知への不安といら立ち…