大雨のあとで

凄かった、もうダメかと思った。

連日大雨が降り、不安の中に居続けた日々。

いやそれは、大雨で家が流されるとか、

土砂崩れに合いそうだということだけではなく、

いつ終わるのかわからない、いつ明けるのかわからない大雨の中で、

未知への不安といら立ちが、心の中に一杯になるということなのだ。

 

一方、この一年半というもの、ずっとコロナ。

これもまた、無能無策の政府のおかげて、全く終わりが見えてこない。

そうこうしているうちに、事態はどんどん悪くなり、

東京近郊では、コロナに罹っても、病院に入ることもできずに自宅に放置されて、

不安と恐怖の中で、死んでいく人たちが増えているとの報道。

それもまた、地域は徐々に拡大しつつあるのだからやりきれない。

そうしたなかでも、無能無策の政府は、全く方針転換などするつもりもなく、

ただただ、外出するな、誰かと一緒に食事などもってのほかと、

人々に自粛ばかりを要求することしか、コロナ対策がやれていないのだ。

どうやら人の命にはまったく興味も関心もないらしく、

まるで人口削減計画でもやろうとしているのではないかと思えるほど、

オリンピックを強行し、なおパラリンピックを強行しようとしている。

それに関連して、戦場のようなコロナの医療現場を尻目に、

医療従事者7000人が、オリンピックに駆り出されていたという話を聞いた。

オリンピック関係の人の500人以上の人が、コロナに罹ったという報道もあった。

どう考えてみても、この国は普通じゃない。

そんな日本国の西の果てで、異常気象のせいか、とんでもない大雨にあって、

今日を何とか生きてはいるが、心は折れに折れている。

だが、切り替えようと思っている。どうしても、その方向を模索しなくては

この先を生き延びられない予感がする。

敵を見据えて、力ない民衆の一人としての自分は闘うしかないのだ。

この二、三日、心の奥底で、そう思っているのだ。