こうしてパソコンのキーを打ちながら、
これが生きている証となるかもしれない。
そんなことを思っている。
ところで、私の文章を時折りネットにあげながら、
いったいどれほどの人が、自分が2020年いっぱいを
生き抜くことができるか否かなどと考えているだろうか。
正直なところ私には、来年の正月を迎えられる自信はない。
なぜなら、この国の政治と社会、さらには次々に起こる自然災害の中で、
自分と、自分の大切な家族だけが無事で生き残れるなどと、到底思えないからだ。
実は、こんなふうに思う日が、いつか必ずやって来ると思っていた。
極右の総理大臣が誕生したのだから、いつ何が起こっても不思議ではないと
警戒しながら、この国の変化を見守っていた。
もちろん、選挙の投票を欠かしたことはなかったし、
少しでも誠実に、この国の政治と向き合い、
この国をより良い方向に変革してくれるであろう人の名前を書いて投票した。
けれど、そんな営みを重ねてもなお、
日本の現政権を退陣させることはできないままだ。
それどころか、彼らの政治手法はますます劣化したものとなって、
この国に暮らす多くの人々が、
一日の暮らしを維持することさえできない貧困に追いやられている。
日本ばかりでなく、全世界に猛威を振るっているコロナウィルス
さらにまた、七月、一か月余りの間、大雨が続き、
河川が氾濫し、家が流され、多くの人々が被災した。
そして梅雨明けと同時に猛暑となって、今度は熱中症で命の危機にさらされる。
だが日本に暮らす人々の、こうした困難な状況を支援する政権は存在しない。
怖ろしいことだと思う。
現政権を一度も支持などしていないのに、
現政権に命が脅かされるという現実は、当分変わりそうにない。