厳しい残暑

昨日は、ついに、仕事を休みました。

連日の猛暑で、相当に疲れていたことが、大きな要因だったと思います。

それにしても、千葉県の台風被害は大変なものです。

SNSで発信される地元の人たちの悲鳴のようなコメントは、胸を打ちました。

今回のような強大な台風には、抗うことができない人間の弱さを、

あらためて思い起こさせた一方で、

言うまでもありませんが、こうした危機的な惨状に対して、

この国の政治が、全く機能することができないことが、顕わになったのです。

いいえ、今さらの事ではありません。

ここ数年は天災続きで、そのたびに多くの人々が、被災しています。

それに救いの手を差し伸べようと、災害現場で、必死に働くボランティアや、

自衛隊の人たちの果敢な働きは、もちろん知っています。

でも、この国の政権を担っている権力中枢の人々は、いったい、何をしていたのか。

その時々の、あまりにいい加減な態度が、何度も話題になっていました。

昨年は、豪雨被災者を尻目に宴会を開いていました。

今回は、台風15号の直撃を受けていた人々の惨状を、置き去りにしたまま、

新内閣の組閣に夢中になっていました。

瀕死の状態の人々を、すぐにでも救済しなくてはいけないと、

そんな責任感など微塵もなかったのです。

安倍晋三を中心とする現政権と、それを取り巻く人々は、

この国に生きる人々を支えて、少しでも不安がない暮らしを

創っていこうなどとは、常日頃から思ってはいなかったのです。

政治の本質的な使命は、どう考えても、この国に生きている人々の命を守ることです。

その原則が、全く守られなくなって、ずいぶん長い月日が経ってしまいました。

このままにしておくことはできません。

このままにしていたら、もう、未来は見えなくなっていきます。

より多くの人たちが、少しでも安心して暮らせる国にしていかないと、

この先の未来など、決して、開かれてはいかないと思うのです。

厳しい残暑は、まだ続いていくでしょう。

台風被害の停電が続く中、熱中症になって、苦しみの中で亡くなった方の

苦しみを思い続けています。