実は、もう多くのことに自信がない。
コロナ、熱中症、安倍政権のデタラメぶりなど、
私に弱音を吐かせる要因は、いろいろある。
そうだ、老いていく自分、衰えていく体と、心もだ。
これについては、この国への深い絶望感が追い打ちをかけている。
人を人とも思わない国家権力の元で、多くの人々の心も荒廃して、
「まさか・・」と耳を疑うような言説が飛び交っている。
それはもう、本来の言葉が意味を失い、
バラバラに飛び散ってしまうような状況だ。
「ヘイト」などとカタカナ語を使ってはいけない。
憎しみと、憎悪と、これ以上にはないくらいの辛辣な言葉が、
集団的に、公然と吐き捨てられる。
もちろん、攻撃する側と、攻撃された側がいるのだから、
殺人が、衆目の中で、日々、公然と行われるということだ。
しかし、何ということことだろう。
やはり、私の心は折れている。
老いにかこつけてか、毎日をやっと暮していることを言い訳にしてか。
いやいやいや、それでも、まだ倒れ切ってはいない。
怒りと、悲しみと、そして絶望とに覆われながら、
しかし、まだ、何とか立っているぞ。
何とか生きているぞ。