雨、雨、

さあ、暮し。

毎日、決まった時間にゆったりした心持ちで起き上がり、

質素な、質素な朝食を、ゆっくり食べ、

それがすむと、いかにも老人らしく骨粗鬆症の薬を飲む。

外は、雨が大降りになったかと思うと、

全くやんでしまったりして、

梅雨は、やっぱり心が、からっとは晴れてくれない。

それでも私は、決して不快ではなく、

さあ、一日が始まって、

私の大切な時間が動き出すな、

と、ひとり呟いたりしているのだ。