寒い日が続いている。
こういう日は、住む家を持たない人々がどうしているだろうかと気がかりになる。
それでも、住む家のない人々のために、何一つためになることをするわけでもなく、
私はいつものように、家の中で寝起きしている。
けれど、私も暮らしについて、何も心配のいらない金持ちではないので、
電気代の請求が来ると、ドキドキしながら封を切って中身を確認する。
それにしても、もうこの国は末期症状だと思う。
2020年初頭から始まったコロナ感染症で多くの人々が死亡して、
既に三年が経っているというのに、それに対する無策のために、
相変わらず先が見えないままだ。
社会は、もうズタズタに切り裂かれて、壊れ始めてしまっている。
挙句の果てに、防衛費をこれまでの二倍にして、
今以上の税金を、この国に暮らす人たちから搾り取ろうと計画している。
まるで、絵にかいたような独裁国家が、末期を迎える姿である。
後は、こうした状況に対して、この国に暮らす人々が、どうするかということになる。