もう無理なんだろうと思っている。
毎日毎日、目にする報道には、
希望を抱くことができるものなど何もない。
どんどんどんどん、何かの法則にでも導かれているように、
劣化の方向へ、衰退の方向へ、破滅の方向へと
最初はゆっくりと、そのうちに加速がついて、
今や、驚くようなニュースを目にしない日はなくなった。
その中身といえば、理不尽で、暴力的で、人間の尊厳が侵されるような現実ばかり。
この国の政治が、人々の心を劣化させ、
そうして、劣化した心を抱えたまま、
この国に生きている人々が、
この国を、より低俗な国へと引きずりこんでいく。
厳しい寒さの中で、暖を取ることもままならない人々が、
数えきれないほどいるはずなのに、
国防のために、防衛費を二倍にすると息巻いている政治家たち。
そんな政治家たちを、国会へ送り込んだのは、いったい誰だったのか。
狂気の行進は、もう、破滅へ向かうしかない。