「政治家」の顔

安倍晋三の射殺事件が起こって様々な報道があふれている。

統一教会の信者だった自分の母親によって家庭が崩壊し、

幼い頃から言葉に言い尽くせないほどの苦労を重ねてきた

41歳の男性が安倍晋三銃口を向け殺害したという事件。

凶行の日は7月8日。

その後もなお様々な報道が、私たちのところに届く日々が続いている。

統一教会の広告塔の役割を担っていた安倍晋三は、

既にこの世にはいないが、

同様に、統一教会と関わりのあった人々のうち、

特に「政治家」といわれる人たちの顔を

近頃は、意識的に、注視することが多くなった。

そうすることで、私は、あることに気が付いたのだ。

何らかの形で統一教会と関係があった政治家の容貌が

よく似ていると思ったのである。

どこがどういう風に似ているのかと問われたら、

相手を納得させる明確な説明をする自信が今はない。

それでも、やはり似ているといわざるを得ないのだ。

たとえば、顔つき。目や口元。

特に、写真に笑顔で映っている彼らの顔を見ていると、

似ているなあと、つくづく思ってしまう。

その一方で、私のこうした感じ方は、

日本の政治風土を考える上で、

重要なポイントになりはしないかと、

思ったりしているのだ。

なぜなら、政治家の顔が政治家の意識と

無関係なはずはないのだから。

各々の政治家の顔は、歳月を重ねて

作り上げられていくのだろう。