思いを、言葉にしよう、しようと思いながら、
なかなかやれないできてしまった。
忙しかったからではない。
思ったことを言葉にする気力のようなものが、
なくなってしまっていたからだ。
自分の心が、折れてしまうようなことばかりが起こっている国。
それが、私が生まれ育ってきた国、日本。
諦めに似た暗い気持ちが、心を支配していた。
でも、それはダメだ。
逃げ出すわけにはいかない。
この国が坂道を転がり落ちるのを
黙って、見て見ないふりをするのは、
私が、私でなくなることだから。