残暑

室温はほぼ三十度。当然だけれども今日は暑い。

まだ八月の終わりだから、残暑の日がこれからまだまだありそうな気がする。

朝から全く家を出ないで、ぐずぐずしているのは、

外を歩いてダウンしそうな気がするからだ。

ところで昨日、安倍総理大臣が辞任の会見をした。

とはいっても、職務の代行をする人を置かずに、自民党の総裁選挙が終わって、

総裁に選出する人が確定するまで、首相の座にい続けるという事らしい。

会見の中身は、相変わらず、これまでの自分の首相としての仕事を

自画自賛するもので、聞いている私にとっては、あまりに嘘っぱちで、

怒りなど通り越して、あきれるばかりだった。

この人が何かをしゃべると、言っているそばから、その嘘がすぐばれる。

それが次から次へと続いていくと、安倍首相が本当のことを話すことなど、

もともとあり得ないのだという認識が生まれ、

それはやがて、一つの確信となって自分の心の中に根付いてしまう。

何とも恐ろしい事だ。

日本に暮らす多くの人々が、安倍首相を、私のように見つめて、

ついには、「首相が嘘つきだからと言って、どうってことないじゃないか。」

ということになっていくという現象は、

すでにもう、ずっと前から起こっていたはずだ。

嘘つきな総理大臣がこんなにも長い間、この国の政権を担ってきたことの責任を、

私自身も免れることはできない。

しかし、それなら一体、何ができたのか。

国政選挙の折には、私のような生活苦に悩まされる人々の声を聴く政治家が、

少しでも増えてくれるようにと、革新政党所属の人々に投票することの他には、

何一つできなかった。

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