とりとめもなく、思いついたことを並べよう。
狂っている。ともかく、この日本という国は狂いに狂っている。
小さな島国の日本があり、その周りには、世界に連なる海が広がり、
その先には、世界の国々がある。
もうとっくに、日本は、世界の国々の、笑いものになっているはずだ。
それはそうだろう。何より、嘘つきの総理大臣を政権のトップに置きながら、
六年もの間、国民は、政権交代を成しえなかったのだから。
それどころか、ほとんどの国民は、色々不満はあっても、
政権交代など考えて、見たこともなかったのではないか。
毎日の自分と政治が、どこでどうつながっているのか、見当もつかない国民の状況が、
自民党に、永い間、政権を独占させてきた。
いったい、政治とは何なのだ。
自分の暮らしと政治、自分の目に映るこの国の姿と政治、
過去と現在と未来と政治など、自分を取り巻く何から何まで、
政治と無縁ではありえないが、それでも、政治と自分をつなぐ回路が、
国民には、全く見えないという状況なのだ。
しかし、そんなことは今に始まったことではない。
私が、物心ついた頃から、現在に至るまで、日本人の多くは、
本当の意味で、政治と自分とをつなぐ回路を、
発見できないままだったように思う。
政治への「不満」を少しでも、論理的にまとめ、整理して、
とりあえず「批判」というレベルにまでは、何とか引き上げ、
国会や、首相官邸をとり巻いたりすることはあったが、
それは、政権の交代という実際的な示威行動ではなかった。