一日働いて、いくら稼げるのかというのは、人、それぞれだ。
その額によって、多くの人々が、日々を何とか生き抜かなくてはならない。
一人暮らしの人、家族がいる人、みんな、各自で稼いだお金で、生きている。
私が、住んでいる地域は、日本の南、九州である。
さらに九州の、そのまた、南西の島だ。
海があり、山があり、広々とした空があり、
それはもう、素晴らしい景観の中で、毎日を暮らしている。
でも、実際は、あまりに厳しい現実が横たわっている。
少子高齢化に、全く歯止めがかからないまま、
老若男女問わず、多くの人たちが、低賃金で働き、
最低賃金は800円にも足りない。
一日8時間働いて、7000円に届かないのだ。
田舎で働くというのは、そんなものだと、
思えば、ずいぶん長い間、諦めのようにつぶやいてた自分がいた。
但し、実は私の時間給は、公立中学校で、非常勤職員として働いて1470円。
これまで永く学校現場で臨採教員として働いてきた経験があったので、
この職をやっと得ることができて、その結果としての給与額である。
これも有期契約で、来年の一月半ば過ぎまでの仕事である。
さて、その後は、どうやって食いつないでいこうかというところだ。
そんな私も、やがて68歳になる。
相変わらず弱い者いじめをしながら、
富むもの、権力を持っているものだけを優遇し続ける現政権に対して
老人の私の怒りは、今や、頂点に達している。