夏の終わりに

起床は朝八時、今までになく涼しい。

起きてから朝食を食べ、それから身の回りをいろいろ片づけたりして、

まだ、二時間にもならないのだから、書くことも少ない。

二枚続きの網戸の向こうは緩やかな日の光で葉の緑色が優しい光を放っている。

日常の暮らしの中で、庭の緑の美しさが、こんなに心を落ち着かせてくれるなんて、

つくづく、ありがたいと思う。

ところで、心を新たにして、また「備忘録」をつけようと思う。

思う、思うと、いつものように

何度も自分に言い聞かせるだけで終わってしまうかもしれないが、

こうした自分への呼びかけは、やらないよりやった方がいいに決まっている。

思ったり書いたりすることは、その行為自体が私の心を刺激して、

気が付けば、日々力を失っていく私の心の在り様に歯止めをかけている。

さて、夏はもうじき終わる。

過酷な暑さに私の体は、ずいぶん弱ってしまったけれど、

やがては秋が来て肉体は癒され、

そのまた次の季節、冬に備えてくれるだろうと信じたい。

こうした自然の循環の中で、人は死に、人は生まれ、

私もゆっくり、その流れの中に身を委ねることになるのだから。

f:id:imaez:20180826140813j:plain