コロナウィルス新型肺炎の感染が広がる中で,
人は、生きられるところまでしか生きられないと、
そんな当然のことを改めて思っている。
けれど、人一人が生きていることを、
別の誰かが、一方的に邪魔することを、決して赦してはいけない。
暴力的に、強い権力でもって、人が生きることを邪魔する奴を赦し続ける限り、
人権の尊重など、夢のような話だ。
人が生きることを邪魔するというのは殺人そのもの。
人が生きることを邪魔する、あらゆる行為を「殺人」とみなせば、
人が生きることを援助し、人が生きることを支えることは、
人権を尊び、強い権力に抗って人権を守り抜こうとする行動そのものだといえる。
人は精一杯生きて、命はやがて終わる。
その日を決めるのは、人ではなく神だと思っている。