体調を崩した・・・

 昨日の夜から、体調を崩しそうな予感がしていた。

 案の定、朝から起きることができない。

 全身の力が抜けて、頭痛がする。

 それでも、いつものように激しくはなく、吐き気が起こるような状態でもなかった。

 体を起こせない。目をつぶったまま、頭の中では、
 
 色々な思いが往ったり来たりする。

 疲れがたまっていたということもあるけれど、疲れるほどの何をやっていたのか。

 睡眠も、それなりにとっているし、食事もきちんととっている。

 ただ、体の中に流れているはずのものが、流れていないという感じがある。

 例えば血液とか、諸々の水分とか、体の中に張り巡らされている回路の

 巡りが悪いなという実感がある。

 これは若い頃から常に付きまとっていた感覚だったが、

 年をとって、そういう感じが強くなったということだ。

 まず、酸素を体内に十分に取り込むことを、心がけよう。

 それから、それから、ともかく体を動かすこと。

 引きこもらずに、少しでも多くの人と、言葉を交わすこと。

 仕事がらたくさんの若者と交わってはいるが、それを上辺だけのことにしないこと。

 心と体は一体のものだと、つくづく思っている。

 心が下向きになったり、今にも折れそうになると、ほぼ確実に体も同調する。

 こういう展開は、逆もまた同じことがいえるのだから、

 まず心を上向きにさせるためにできることをする。

 単純なことだけれど、例えば、服を着替えたり、髪の毛を整えたりする。

 ふっと、気が付いたら、ずいぶんみすぼらしい格好をしているではないか。

 寒さしのぎに、上着のように着ていた大きめの黒いセーターの素手口の毛玉が、

 すっかり気になってしまった。

 もちろん、高級な衣類のもちあわせはないが、

 こんな時は、こざっぱりすることなのだ。