室内は32度

 7月6日の夜は、裏山が崩れるのではないかと、

 不安に駆られていました。

 久しぶりに帰ってきた娘は、死なばもろともって感じもあるから

 大丈夫よと元気に語り、とりあえず、裏山の変調を探るために

 流れる水を時々監視しながら

 我が家族4人は、一晩をやり過ごしたのでした。

 もうここ数年、これまでなかったような自然の様子に

 戸惑うほどです。いえ、そんな生易しい表現はまずいですね。

 いよいよ、あらゆる意味でこの国が、

 末期的な状況になっているのだということでしょう。

 腐敗しきった自民党政権を、しかし、相変わらずこの国の人々は

 半ば諦めの気持ちもあってか、許し続けている状況です。

 この国が落ちるところまで落ちて、

 革命的な変革の機運が高まり、現政権が追放されて、

 新たな政治勢力が、民衆と共に新しい国の建設に取り組む

 などという筋書きは、夢物語でしょうか。

 隣国韓国が、時の政権を倒したのに、日本には無理なのでしょうか。

 何かそんなことを思いながら、心が落ち込んでいくのを

 どうすることもできません。

 あまりに悲しくなりますが、無念にも溺死された被災者の方々の

 ご冥福を祈り続けます。