いろいろな所からやってきた若者と 付き合っていると 時には、心が破裂をおこします。
小さな小さな世界の中で、決められた日常を生きている彼らの毎日は
おそらく、あるところまで広がったら、それ以上には広がりません。
そんな中で、命の火を、精いっぱい燃やしている、いや、精一杯かどうか、
そういういい方が当たっているかどうかは、わかりませんが
いく人もの若者たちを、見ていると、
時には、私の心が、破裂をおこします。
パンと、音を立てて、破裂してしまえばいいのだけれど、そうならないときは、
知らない間に、私の心は、破裂寸前なくらい、膨張してしまっているってことなのだと思いました。
こういう状況は、実際のところ、知らない間に、ずっと長期間起こっていたのでしょう。
自分のことばかりいいたてる若者たち。
自分のことで目いっぱいな若者たち。
となりに、やっぱり悲しいことばかりに囲まれて生きている友だちがいるなんてことは、目にも入らない若者たち。
もちろん、そんな若者ばかりだっていうつもりはありません。
でも、今日、私の心は破裂しました。
生きていることの悲しみで、破裂をおこしてしまいました。
外は雨。寒々と降り続いています。
でも、もうすぐ、晴れの日がやってきますから、その日を待って、
今は、目の前のちょっと暗い景色を、黙って見つめることにしようと思います。