曇り空

 仕事へ行くまでの時間、のんびりとしている。

 何も制約がないという状態で、ボーっとしているところだ。

 そうこうしているうちに、時間休をとって、遅れて仕事場にいこうかなんて思い始めてしまった。

 土日を除けば、あと4日で仕事が終わるのに、有給休暇がまだずいぶん残っているのだ。

 特別働き者だったというわけでもなかったが、そうそう休めるものでもなく、

 定時制高校での仕事は、私の暮らしの一部になっていたから、あまり休まなかったのかもしれない。

 さて、4月から、また、子どもたちとの時間が始まる。

 まだ、たいした展望は描けないが、子どもたちの生きざまを見せてもらっていると、

 疲労困憊する日々はあっても、

 それに勝る愛おしさで、一年が乗り切れそうだ。

 ただし、少しでも「賢い」子どもたちに育てなくては、

 送り出す子どもたちの、命が蝕まれる。

 弱肉強食の日本社会。

 そのことへの「責任」だけは、絶対に忘れるわけにはいかない。