くたびれ過ぎて・・・

 熊本へ行った・・・

 仕事で 一年に一度の定時制通信制の文化祭

 朝5時過ぎに起きて 出勤

 眠ったのが12時だったから 睡眠時間は5時間か

 私の仕事は 人間と関わる仕事だから

 特に人間と関わる仕事だから

 その関わりが多すぎたり こちらの感受性が鋭すぎたり

 色々な条件が重なると もう 救いようがないほど

 疲労困憊する 

 私の仕事は

 生身の人間の その生身さに触れる仕事だから

 あんまり まっ正直ではいけないとも思うけれど

 これはもう 私の宿命のようなもので

 生身の人間の悲しさやら 愛らしさやらに

 いちいち感動して もしかしたら 

 私は自身の命のエネルギーを 

 吸い取られているのかもしれないと

 結構真剣に そんなことを考えている

 もう 言葉もないけれど

 連れ合いが 最高のプレゼントをくれた

 なにそれは 一組の箸 

 そこに大好きな 文字が手書きされていた

 一本に「ちのしお」と

 もう一本に「ちのしお」と

 一組の箸が私の目の前にある

 涙が出そうになった 

 「ちのしお」のように生きたいと思い続けてきた私

 でも 時々 そんな言葉を忘れて悲しみにくれる

 「ちのしお」として生きようとした悲しみ

 「ちのしお」として生きようとした疲れ

 でも連れ合いは 見守ってくれている

 「ちのしお」として生きようとする私の毎日を