現在のこの国の政治権力の劣悪さは、どうしようもない状況だ。
だが、それを今すぐにどうすることもできない。
かりにクーデターのようなものが起きて、国のトップがいなくなるようなことがあったところで
第二、第三の劣悪な政治権力が登場するだけのことだから、もっとまともな政治権力の在り様を
現実のものにするためには、あらん限りの知恵を出し合って、
この国の将来像を描き、次の世代にそれを引き渡せるように、行動を起こしていくしか方法はない。
少数者が生きていける社会を創造することが正しいと思う。
大多数の人々が生きていける社会といういい方は、どこか違うと思い始めている。
大金持ちの少数者といういい方ではないに決まっている。
常に排除され続けてきた「少数者」が生きていける国を創ることが重要なのだ。
社会的に弱い立場に置かれた人たちが生きやすい社会が出来上がれば、それがより多くの人たちが生きられる社会なのだ。
限られた時間の中で、自分に何ができるだろう。
「少数者が生きられる社会がより多くの人が生きられる社会なのだ。」
最初にこのフレーズを設定してみよう。
次には「少数者」とは誰かを具体的にあげてみること。
さらに彼らが生きられる社会とはどのような社会なのかと具体的にイメージすること。
「少数者」にとって生きづらい社会が、生きやすいものになれば、
そこに新たな変革が生まれることは確かだと思う。
この国を「変革」するということがどういうことなのか
独自のイメージを持たなくてはならない。