もう夜更け・・・

 人間の悲しみがわからないなら、教師なんかやっちゃいけない

 悲しみって、もちろん、生きていることの悲しみ

 日夜、グズグズとして、日夜、ドキドキとして

 生きていることの不安を、はじめは、ありのままに

 怖い怖いと思っていたのに、

 いつの日か、怖くなんて思いもしないって顔をして

 世間の流儀を、疑うこともなく、生きなおしてしまうような

 そんな人間になったら、すぐにでも、教師は辞めよう

 ずっと昔から、そんなことばっかり思っていて

 なんとか、今も、教師でいるわたし

 もうじき、一つ年をとるけれど、

 誕生月になると、また改めて、

 生きていることの悲しみにひたって

 しんどいこといろいろ背負ってる生徒のことなんか思って

 こうやって、文字を打っていたりする