土曜日・・・

 天気はまずまずの晴れ。風は日に日に冷たくなっていくが、

 今日はまだ、手先が冷たいという感じがする程度で、

 特別「寒いな」というほどでもないかな。

 それでも、こういう感覚は何とか住む家があって、

 何とかその日の食べるものがあるからのこと。

 確実に冬に向かっている季節に対して

 寒さや飢えの不安に、おののいている人たちは数知れずだと思う。

 そういう現実に対して、あらためて

 自分がしなくてはいけないことを考えてしまう。

 それにしても、暮らしの不安、生きていくことへの不安は

 到底他人ごとではない。

 いつどうなるかわからない暮らしを、これほど長い間、

 よく維持し続けることができたなと、しみじみと振り返っている。

 そうした状況の上に、現在の日本のでたらめな独裁的な政権のもとで

 生きていかなくてはならない現実が重くのしかかってくる。

 決して、あきらめない。

 目の前の状況を、無意識にも見ないふりをして

 そうやってかろうじて明日につなげていくような生き方は

 したくないと思っている。

 日常的にも、山積する課題は山のようにある。

 少なくともこれまで自分が積み重ねてきたことを

 現状改革の糧にするという姿勢だけは失えない。

 私と一緒に、弱弱しい家族が生きていてくれるということ。

 この弱弱しさが、私を支え続けてくれてきた。

 この世的に、なんとかかろうじて流されない生き方をしてきたから

 私も、私の家族も弱弱しくあったのだと、

 ふあっと、温かいものを感じながら、

 こうやって文字を綴っている。

 もうじき、昼御飯だ。

 今日はスパゲティ、連れ合いが材料を買って、

 買い物から帰ってきたところだった。