帰島・・・

17日に東京へ行って、21日の今日帰ってきた。

熊本へは往きと同じように、連れ合いが車で来てくれた。

自宅から空港までは3時間の道のり。

往復6時間を連れ合いの傍らに乗せてもらって

ふっと、時空を飛び越えていくような不思議な感覚になる。

東京で生きていた30年余り、

そこから連れ合いの生まれ育った天草へ移住して24年が経っている。

私はかつて何をして、その後は何をやってきたのだろう。

いくつもいくつも、かけがえのない時間が思い出された。

その中で、いろんなことをやって、歩き続けてきた自分を思う。

確実に時間が経ったのだ。

東京では、すでに70歳を過ぎた姉たちとも語り合って、

人生の終焉への道のりは、

なんともさわやかで、なんとも悲しく、

これが、人間をやっていくということで、

幸福とか、不幸とか、

決してひとくくりにはできないものなんじゃないかと

自問自答しながら、腑に落ちてしまった自分。

自宅に戻って、私を迎えてくれた連れ合いと息子と

二匹の猫と・・・。

さあ、またいつもの日常がやってくる。

でも、心のどこかの何かが違っている。