明るい

昔、友人だった人のフエイスブックを、

時間をかけて読ませてもらった。

その人との出会いは、40年くらい昔のことだった。

彼女はアメリカ人の女性。お連れ合いは日本人だ。

私達家族が、三十年前に天草へ転居して以来、

その人とは交流することがなかったが、

たまたまフエイスブックで、その人の名前を見つけて

友達になったのは数年前のことだ。

それにしても、読ませてもらったどの記事も、とても明るい。

もちろん、思わず笑ってしまうという意味ではないが、

記事の話題は多様で、

投稿されている写真も、生き生きしているのだ。

今さら何を言っているのだろうと、自分でも思うが、

自分の思いの現在を、他者に発信しようとするのは、

こんなにも明るい行為だったのか。

とすれば、思って書く、さらに、それを、

不特定の他者に発信するというのは、

これまで思っていた以上に、この上なく、明るい行為なのだ。

明るいというのは、とてもいいことじゃないか。

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