劣化について

劣化・・・

これは一回で あっという間に起こる「破壊」などではなく

徐々に内側から腐っていって

ある日、その物の全体が

完全に破壊されてしまうということ

徐々に 徐々に この日本という国が内包していたものが

全体を腐らせるということ

腐敗の兆候に気付いていたはずなのに

気付かないふりをして 今日を生きていたのは

私も同じことか

いや 気付かないふりをしていたのではなく

毎日の暮らしで 身動きが取れなかったということと

腐敗の現実に 諦めの思いが働いて

今日まで づるづると来てしまったということのほうが

いい方としては 適切だと思う

日本国の総理大臣が 嘘ばかり突くのを

大多数のこの国に暮らしている人が気づいていたのに

異議申し立てよりは 嘘の上にたって既成事実だけが

なにもなかったように 進んでしまう

嘘つきの総理大臣に あるいはその周辺の権力者に

力を持たせ それがあたかも

不動のように思い込まされてきた永い年月の結果が

今この日本という国が 繰り広げている現実である

発する言葉がむなしいと思っても

発しなくては命が危ないという状況に

差し掛かっているということを

きちんと きちんと 認識することが

もう迫られているじゃないかと

自分にも 他の人にも 問いかけている日々