寒い寒い夜更けだわ・・・

この国がどんな状況になっても

自分を見失わないでたっていられるかということを

いつも思っている今日この頃

魂を売り渡さないなどと 豪語するほど

強くはないし でも だからこそ

売り渡さないぞって

弱い心に言い聞かせるように 呟き続ける

こういう時代だからこそ 自分を問い続ける

昔から ずっと思っていた

小林多喜二のような状況で

私は 到底生き延びられないだろうと

いや 生き伸びて 自分を売り渡してゆくのではないかと

そんなことを幾度も幾度も考えていたことがある

ただ 唯一 家族を人質に迫られたら

全く怪しいものだと そこだけは

自分ですごく不安になっていたかなと思う

20代の頃のことだから ずっと昔考えていたこと

あれから 相当時間がたって

いままた 再燃する思い・・・・

もっとも 今は クリスチャンの私にとっては

棄教を迫られ 溶岩が噴き出る火口に

突き落とされそうになっても

あえて 死を選んだ殉教者たちに比べて

自分が どういう状況になってしまうかという

問題になってしまうのだけれども

いずれにしても 私は 弱いから

いつも 心の準備だけはしておきたいと

意味のあるような 無意味のようなことを

考えたりしている 寒い寒い夜更け