相変わらず華奢な家族で
私は疲労でダウンするし
当の連れも なんとなく浮世離れの心を抱えて
新作童話の続きなんかを書きながら
眠れない夜を過ごしたみたいだし
一方 息子は そういう両親と同じ空気で
どこか 限りなく優しくて
そのまんま めどの立たない明日の自分を想いながら
眠ったみたいだし
どうすんだ この家族と思いつつも
この空気を この空気のまんま
歩けるところまで 歩くしかないなと
秋深まる 寒さが身にしみる朝
今週の自分の仕事の
わずらわしさを想いながら
生きている自分
生きている愛する人々のことなど
想ったりしているのだ