毎週ハローワークから来るお知らせ

 働くのには喜びがいる

 そんなことを言うのは贅沢だと叱られても

 そこは譲らない

 喜びがあれば 仕事は永く続く

 自分にあっている仕事かどうかではなく

 喜びがあるあるかどうかだ

 そうだ 自分に合うかどうかなんていうのは

 どこか あいまい

 その仕事をして 嬉しかったり 感動したり

 感触はそれしかない

 たとえばそういう仕事が 色々ある土地は

 その土地が豊かで 感動する土地だといえないか

 そんなふうに いつの頃からか思うようになったけれど

 これは今や 確信になっている

 それじゃあ どこにあるのか そういう土地が

 いやいや どこにもないのかもしれない

 でも より多くの人が

 喜びのある仕事をみつけられない土地は

 この上なく 貧しい土地だと思う

 家族のもとに帰ってきた一人の青年が

 相変わらず失業中

 いまだに 自分の仕事が見つけられない

 半年前 生き生きとしてやっていた仕事

 その頃の写真が部屋に飾ってある

 笑顔で つらいことがあっても

 充実していたんだよね・・・