もうすぐ、梅雨は明けるはずだと勝手にそう思っている。
それは、どんなことにぶつかっても、
明るい方向に向かって歩きたいという私の願いに裏付けられたものだ。
ともかく何でも明るく考えることにする。
きょうは、また改めてそんなふうに思っている。
さて、すでに無職の状態が四か月余り。
三月いっぱいで、高等学校の非常勤講師を終了して、
それ以後、仕事はない。
永くやって来た仕事だから、やっぱり教師を希望している。
老年になってなお、仕事をしようというのは、
お金を得なければ、暮していけないからだ。
子ども達も、各々助けてくれるが、
そればかりでは生きてはいけない。
働くというのは、私が、私として生きていることの証のようなものか。
朝起きて、職場に行き、私しかできない仕事をする。
そこで、様々なやり取りをしながら、私は自分を再確認する。
おそらく私は、私の命が終る日まで、働くことをやめないだろう。