就職試験合格

去る5月8日に、就職試験を受けた私は、それから5日後、5月13日に、試験に合格したとの知らせを受けました。

3月31日で、県立工業高校の非常勤講師の任期を終えて、それから一か月半、私は職に就くことはできませんでした。

何回かハローワークに行って、就職情報をもらいながら、あれこれ考えた末、中学校の学習支援の補助教員という仕事を選んだというわけです。

その仕事が、どんな仕事なのか、おおよそ理解することはできましたが、詳しい内容は、ほとんどわからないまま就職試験を受けたのです。

試験は作文と面接の二つでした。

正式な文言は忘れましたが、「学習支援の補助教員にはどのような資質と能力が必要と思うか。さらに、その資質と能力を養うために、どのような努力が必要だと考えているか」と、作文のテーマは、確か、このような内容だったと思います。

制限字数は700字から800字で、それについて書くことになったのです。

事前に指示されていたので、鉛筆と消しゴムを準備していったのですが、こういう昔ながらの文房具は、使いなれないもので、小さなマス目に、一字を綺麗に収めることが、なかなか難しいなと思いました。

作文の時間は一時間。当日まで、何を書けと指示されるのかわからずに、その日、その場で、突然指示されて作文を書くというのを、なかなか大変なことです。

日常的にこういうふうに作文を書く練習をしたら、何事についても、問題意識を持ち、それについての考えを、自分の言葉でまとめ、折に触れて、発信することができるだろうなと、そんなことを思っています。

何はともあれ、私は、5月21日から、学習支援補助教員として、中学校の現場で働く予定です。しかし、これからのことは、全く見通せない状態です。

ただし、私がその仕事に就くことを決めたのは「神様」だとは思っています。

近頃は、もう、こういう思考回路が普通になってきています。

67歳になって、就職試験に合格したのですから、残された人生の一コマ一コマを神様が支配していることを受け入れるのはそんなに無理なことではないのです。

あと就業までの数日間、私は、新しい現場に出かけていくために、心の整理をしている真っ最中です。