笑うことが、もっと増えないといけない。
笑うことが、奪われてしまっているのかもしれない。
この国とか、この社会とか、自分の周りを見ても、
心の底から笑えなくなっている。
目の前で不正なことが行われていても、
どうすることもできない現実の中で生きるというのは、
知らず知らずのうちに、怒りの沸点が見えなくなってしまう。
人間が骨抜きになるというのは、こういうことだろうか。
「まあ、まあ、まあ、」というのは、昔の私には不向きだった。
そんな私が、「まあ、まあ、まあ、」などと、自分を納得させている自覚もなく、
ただ、ただ、怒りが爆発するギリギリの感覚を、忘れてしまっている。
ひょっとすると、真の怒りと、真の笑いは、表裏の関係にあるのではないかと思う。
だから、真に笑い、真に怒っている人を見つけたい。
そこから、真の笑いと、真の怒りを思い出そう。