今日は心が重い
連れ合いの「流木展」で
家族が協力したけれど
不思議と みんな疲れてしまった
その原因なんて これといってない
でも みんな心が沈みがちで
夕食の焼きそばを 三人でゆっくり静かに食べた
そうだ 今のこの日本の社会は
しんどいことばっかりで
こうやって 文字を綴りながらも
じわっと涙ぐんでしまう
原発事故で 命を蝕まれ
あらゆる意味で 徹底的に追いやられている人たちのこと
そこに生きる子どもたちのこと
果てしのない事故処理に従事して
死と隣り合わせで働いている人たちのこと
さらに 沖縄・・・
そのことをしらせるための米軍の恫喝
「これ以上 オスプレイに反対する住民が増えるなら駐留する兵隊を増やす」
と米軍が発表したらしい
それを ニューヨークタイムズが報道したという
そんなふうにこの国があって
世界があって 自分が暮らすこの土地があって
ああ この世界から あらゆる暴力と
あらゆる悲しみが
吹き飛んでしまいますように・・・
と いろいろ どうしようもないことを
とりとめもなく 思ってしまう今宵
おいやられて いじめられて 殺されていく人たちに
何一つ手を貸すこともできないまま
私は 今日を何とか生きてはいるものの
そういう自分が また悲しくて
ああ 結局 老人になってしまって
貧しくて 明日もわからないというのに
私は やっぱり自分の老後には思いがいかず
この国の連綿と続く底知れない不幸について
その犠牲になりながら 明日をもしれない人たちのことが
頭から離れないのだ
だからといって 力ない私にできることなどないけれど
今夜は何だか とても悲しい
こういう日は 我が家の猫が
相変わらず内気に 部屋の外に座って
私の膝にのってこないのさえ
悲しくなってしまう
