真剣に考えていること

どう考えても「正義」は勝てません。これまで結構長く人生やってきて、「正義」が勝ったという確かな記憶はほとんどありません。でも、このまま引き下がれない・・・。それは確かです。
だから、今になって、どうしても「正義」は「正義」なのだと、相手に伝え、それを守り、勝ち取る理屈を、その手順を、きちんと自分のものにして、次の世代に伝えなくてはいけないと思っています。
思えば、確かな理屈を展開させることをどれほど真剣にやってきたのかと、自分自身を振り返っています。いつだって、途中で諦めてしまったように思います。「確かな理屈の展開」などというと大げさに聞こえますが、大したことではないのです。
例えば、日本国憲法を大前提として、それに照らして諸々の法律が「違法」であるのかないのかなどということは、誰にだって考え付くことですし、そこから自論を展開させ、より正しい方向へと状況を変えてゆくことだってできないことではないと、近頃しきりと思うようになりました。
上記のように語ったのは、今、私の中には、この国のいくつかの問題が思い浮かんでいるからです。一つは、福島の原子力発電所の事故とそれについてのこの国の対応について、もう一つは、大阪市の橋下市長をはじめとする維新の会などの動向について、これらの目前の出来事が、私自身を良い意味で追い詰めているのだと思います。
さあ、自分がやらなくてはいけないことを、少しずつ確実にやらなくては、追いついていかない過酷な状況が、すでに、この国には展開していますよ。それと真剣に向き合っていくつもりです。