呼び声・・・・

 呼び声がするのです

 きっとそうです

 それは 確実にその人の耳に届き

 耳をふさごうにも聞こえてしまうのです

 その声がすると

 この地の 今を生きることができず

 その声に耳を傾け

 次々に 求められるままに 

 その声のほうに歩いてゆこうとするのかもしれません

 それは 大きな力です

 それは わたしだって抗えないほどの力でした

 でも わたしは その手を引っ張って

 今を生きようと言い続けるしかありません

 呼び声を 遮る力を 神様

 どうか わたしにくださいって・・・