明日はもう仕事です・・・・

それなのに、寝る準備をするような時間からパソコンの前に座ってしまいました。すでに、インスタントコーヒーは机の脇に準備OK、さあ、今日一日を振り返りまーす。


なんか、こういうのが好きなのです。あれこれ、反省したりして、明日も頑張るぞというのではなく、自分の一日の足跡とか、家族の歩いた時間とか、そういうものに思いを寄せて、秘かに笑ったり、泣いたり、時には怒ったりするのです。

どうしてそんなことをするのかって、そんな繰り返してこそが、私には人生そのものだと思えるからなのです。そう、同じような理由から、台所の片づけをするのも、どうしてもやってしまう。その日一日の暮らしに向き合って、懸命に生きた自分にも、家族にも感謝しながら、食器を洗い、ガス台を拭き、きれいに片づけたくなるのです。

今日は、珍しく息子君と二人の夕食でした。暑くて食欲がわかないから、いろいろ思った末、皿うどんを買ってきました。野菜何品かと、むきエビもですが、1000円少しの買い物に、夕方になって出かけてゆきました。


K君は、友人の所へ行かなくてはならず、1人で出発です。ほとんど気の進まない外出でしたが、友人への温かい気持ちが、なんとか彼を出かけさせたという感じです。明日帰ってきたら、ゆっくりごろんと横になって心と体を癒すはずです。築80年の、しろありも住んでいるこの家は、K君の家で、K君を待っている家族の家なのですから・・。


さあ、何ということもない平凡な日常です。でも、この意味は深い・・。そういう話を遠くに住む姉に電話をして、実は、ついさっき語り合ったりしたのです。


「わたしもう、72歳で、カツオさんは80歳なの。いいのかしら、こんなに平凡で・・。」という姉に「いいのよ、姉上、そんなことが言えるってことを大切にしましょう。福島原発事故で、日本も、世界も汚染されたって、絶望しちゃうわけにはいかないもの。姉上の、今の日々を大切にして下さい。」と私は答えました。


つい昨日まで、家族の事などで、この姉の苦悩は、半端なものではなかったのですが、自分の暮らしをありのままに見詰めて、心が静かになっていったと、そんなことを何気なく話してくれていました。

さあ、ほんとに、寝る準備です。明日は早い、血圧の低い私には、厳しい朝がやってきます。ガス台には、そば茶が出来上がっています。K君が帰ったら、飲んでほしいとそんな思いで作ったりしたのです。