否でも何でも日本に生まれ、日本で育ち、今老年である。
仕事は週に29時間、公立高校で一人の生徒のサポーターをしている。
この仕事には、もちろん専門性が必要だと思うが、
どうやらそんなものはいらないらしい。
「・・・に理解のある方」が十分な条件。
一人の生徒が、学校生活の中でサポートを必要としていて、
それに応え、それに適切なサポートをする仕事。
「・・・」に理解があるだけでできる仕事ではないが、
そういう位置づけの中で、最善を尽くすしかない。
正直にいえば、私は今、欝状態。
日本という国の。九州という首都からは遠く離れた地域の、
さらに某県の、そのまた奥の奥の、小さな島に暮らして30年、
何とも言葉にならない、閉塞感を抱いているのだろうと思う。
夏休みに入って二日目の、日曜日の今日、
一日私は、何をやって過ごしていたのだろう。
心が、ざわざわと散漫になって、集中力が切れ切れになり、
どこか、収拾がつかない心の状態を抱えている。