明治という時代

自由民権運動」について、レポートを書こうとしている。

そこで色々調べていて、いかに自分が、

何も知らなかったのかと思い知らされた。

1868年に、明治新政府ができてから日本が歩いた道を、

ほとんどまともに認識できていなかったことに、

今さらながら、驚いている。

 

それまで265年間も続いてきた徳川政権に替わって登場した明治の新政府が、

どのようにしてこの国を動かしてきたのか。

そのことを、少し詳しく見ていくと、

権力を握った者と、その権力に抑圧される者との姿が、

はっきりとした形で、まず、浮かび上がってくる。

確かに、歴史の大きな転換期だった。

しかし、あの時代の人々の「犠牲」は、

いったいどれほどであったのか、はかり知れない。

 

政権移譲とともに、旧幕臣たちの「反乱」が始まり、

それらに一応の決着がつけられる一方で、

1874(明治7)年に、国会を開設せよという

「民撰議院設立建白」がなされていく。

日本の「動乱」の時代。

強権による弾圧、制圧が連続する時代が続いていく。