老人の自覚

ある、ある、そんなものいくらだってある。

体調不良が、ずっと長引いたり、

人に合わせて、早いテンポで行動するのが嫌だったり、

相手と意見が合わなくなると、妥協など決してしないのに、

積極的に反論もせず、相手との距離を

どんどん離して遠ざかって行ったり、

何より、体がきついっていう自覚が、間断なくおこったり・・・

そんな時、誰よりも近くにいてくれるのは

45年余りを共に暮らした我が連れ合い。

そして、一緒に苦労を共にしてくれた、今は老人介護施設で働く息子。

二人の前では、私の言葉が、言葉として生きている。

老いの自覚を、素直に語ることができる

ありがたい時間がある。